【1月8日 AFP】17-18スペイン1部リーグは7日、第18節の試合が行われ、リーグ戦通算400試合目の出場を果たしたリオネル・メッシ(Lionel Messi)が先制点を挙げたFCバルセロナ(FC Barcelona)は、本拠地カンプ・ノウ(Camp Nou)でレバンテ(Levante)を3-0で退け、翌日に予定されている新戦力フィリペ・コウチーニョ・コレイア(Philippe Coutinho Correia)のお披露目に勝利で花を添えた。

 メッシのリーグ通算365得点目で先制したバルセロナは、ルイス・スアレス(Luis Suarez)とパウリーニョ(Jose Paulo Bezerra Maciel Junior 'Paulinho’)も得点を記録し、2位アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)との勝ち点差を9としている。

 また、同日に行われた試合で王者レアル・マドリード(Real Madrid)はギャレス・ベイル(Gareth Bale)が2得点を記録したものの、アウェーでセルタ(Celta de Vigo)と2-2で引き分け、バルセロナとの勝ち点差は16となった。

 今季リーグ戦無敗のバルセロナは8日、イングランド・プレミアリーグのリバプール(Liverpool FC)から移籍金1億6000万ユーロ(約218億円)で獲得したブラジル代表のコウチーニョを、新戦力として正式にお披露目する予定となっている。

 バルセロナの周囲はコウチーニョの話題で持ちきりだったが、昨年12月23日にレアルに3-0で勝利した「エル・クラシコ(El Clasico)」以来となる試合に集中するよう求めていたエルネスト・バルベルデ(Ernesto Valverde)監督は試合後、「レバンテは9月からアウェーで負けていなかった。前半はとても良かったが、後半は同じようにはいかなかった」とコメントした。

■勝ち点に値したセルタ

 故障でセルヒオ・ラモス(Sergio Ramos)を、出場停止でダニエル・カルバハル(Daniel Carvajal)を欠いたレアルは、前半33分に攻守の切り替えがうまくいかず、セルタのダニエル・ヴァス(Daniel Wass)をフリーにさせてしまうと、ヴァスはGKケイロール・ナバス(Keylor Navas)の頭上を破るループシュートを沈めた。

 カリム・ベンゼマ(Karim Benzema)がけがで欠場し、クリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)と同時に起用されたのが昨年9月以来となったベイルは、前半36分にトニ・クロース(Toni Kroos)のパスに抜け出して同点とすると、その2分後にもイスコ(Isco Alarcon)のパスから得点を記録した。

 しかし、セルタは迎えた後半から攻勢に出ると、同27分にはイアゴ・アスパス(Iago Aspas)がPKをナバスにセーブされたものの、37分にはヴァスのクロスにマキシ・ゴメス(Maxi Gomez)が頭で合わせて勝ち点1をもぎ取った。

 上位陣よりも消化試合が1つ少ないレアルだが、首位バルセロナとの差は今季最大となった。ジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督は「われわれはあまりにも多くのミスを犯し、ボールを何度も失った。後半は特にね」とコメントしている。 ジダン監督はまた、「これから起こることを見守るが、現時点ではチームに満足している」と話し、1月の移籍市場での補強を考えていないと強調した。(c)AFP