■「統一旗」

 しかし、北朝鮮の大会参加は、外交上の問題につながることも考えられる。北朝鮮の核開発計画とますます強まる挑発的な態度を背景に、今回は過去ほどの歓迎ムードが見られないのではと懸念されている。

 北朝鮮の旗を掲げその国歌を演奏することは、韓国では違法だ。その理由から過去の両国参加の競技大会では「統一旗」が使われてきた。五輪会場内では国際オリンピック委員会(IOC)のルールが適用されるため、直ちに違法とはならないが、施設外では問題となる。また、2000年のシドニー五輪、2004年のアテネ五輪、2006年のトリノ冬季五輪の開会式でも両国の選手団が統一旗を先頭に共に入場している。

 だが2月9日の開会式でそれが再現されることになると、五輪主催国である韓国の旗が会場に掲げられないことになる。

 これについて韓国の朝鮮日報(Chosun Ilbo)は社説で、2度の誘致失敗の後の「涙ぐましい努力」でようやくこぎつけた五輪であることを指摘しながら、「そのような現実をどうして韓国が受け入れられようか」と問いかけた。(c)AFP/Hwang Sunghee