【1月7日 AFP】6回の宇宙飛行を経験し、月面も歩いた米国の伝説的な宇宙飛行士、ジョン・ヤング(John Young)氏が5日夜、肺炎の合併症で死去した。87歳だった。米航空宇宙局(NASA)が6日、発表した。

 ヤング氏は米テキサス州ヒューストン(Houston)郊外のジョンソン宇宙センター(Johnson Space Center)の近くで暮らしていた。

 ガス・グリソム(Gus Grissom)宇宙飛行士と共にジェミニ3号(Gemini 3)で宇宙飛行を行ったヤング氏はジェミニ10号(Gemini 10)の船長を務め、初めて1度の飛行で2つの別の宇宙船とのランデブーに成功。アポロ10号(Apollo 10)では月を周回し、アポロ16号(Apollo 16)で月面に降り立った。

 ヤング氏はその後「史上最も大胆な試験飛行」と呼ばれたスペースシャトル計画の最初のミッションでも船長を務めた。(c)AFP