【12月29日 AFP】アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビで開催されているエキシビション大会、ムバダラ・ワールド・テニス選手権(Mubadala World Tennis Championship)で、約半年ぶりの復帰戦に臨む男子テニス元世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)の対戦相手がスペインのロベルト・バウティスタ・アグト(Roberto Bautista Agut)に決まった。

 今年7月のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2017)で右肘を痛め、トマス・ベルディハ(Tomas Berdych、チェコ)との準々決勝を途中棄権して以降、プレーから遠ざかっているジョコビッチは、次週開催されるカタール・エクソンモービル・オープン(Qatar ExxonMobil Open 2018)でトップシードとして本格的復帰を果たすのを前に、29日にプレーを再開する。

 世界20位のバウティスタ・アグトはアンドレイ・ルブレフ(Andrey Rublev、ロシア)との初戦に7-5、6-2で勝利し、ジョコビッチとの注目対決に臨むことになった。この日はルブレフが各セットで2度のブレークに成功したほか、第2セットの第8ゲームでは4本のマッチポイントをしのぐ粘りをみせていたものの、強いストロークを繰り出してミスを連発。バウティスタ・アグトはそれを逆手にとって試合を優位に進め、最後もルブレフの強烈なフォアハンドがネットにかかって試合に終止符が打たれた。

 現在世界ランク12位まで後退しているジョコビッチとは過去7度の対戦で1勝しかしていないバウティスタ・アグトは、「ノバクが再びコートに立つことは、みんなにとって、テニスにとって、そして僕ら全員にとって素晴らしいことだ。彼とまたプレーできるのはうれしい。何度か激しい接戦を演じたこともあるし、ノバクとプレーするのはいつも楽しいよ」とコメントした。

 もう一つの試合では、世界ランク14位のケビン・アンダーソン(Kevin Anderson、南アフリカ)が6-3、7-6(7-2)で同10位のパブロ・カレーニョ・ブスタ(Pablo Carreno Busta、スペイン)に勝利した。

 今年の全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2017)の準決勝を含め、カレーニョ・ブスタ戦ではこれまで3勝負けなしだった31歳のアンダーソンは、第1セットの第2ゲームでいきなりブレークに成功すると、タイブレークとなった第2セットでも積極的なプレーが功を奏して今回も難なく勝利。29日の準決勝ではオーストリアのドミニク・ティエム(Dominic Thiem)と対戦することが決まった。

 来月オーストラリアのメルボルンで開催される全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2018)で自身初のグランドスラム制覇を目指すアンダーソンは、「自分にとって良いスタートになった。ここのコートは全豪と似たタイプで、ボールも同じものを使用する。シーズン開幕前に懸命に練習していたことが、こうして試合に生かせて勝利を収めることができて、とても良い気分だ」と語った。(c)AFP/Josh CHARLES