【12月23日 AFP】17-18イングランド・プレミアリーグは22日、第19節の試合が行われ、アーセナル(Arsenal)とリバプール(Liverpool FC)は3-3で引き分けた。

 シーズン屈指の試合に名乗りを上げた一戦で、アーセナルの信じられないような追い上げを受けたリバプールは、ロベルト・フィルミーノ(Roberto Firmino)に救われた。

 リバプールは前半26分にフィリペ・コウチーニョ・コレイア(Philippe Coutinho Correia)、後半7分にモハメド・サラー(Mohamed Salah)が得点を挙げ、敵地エミレーツ・スタジアム(Emirates Stadium)で早めのクリスマスプレゼントを受け取るかに思われた。

 しかし、アーセナルは同8分からわずか5分の間にアレクシス・サンチェス(Alexis Sanchez)、グラニト・ジャカ(Granit Xhaka)、メスト・エジル(Mesut Ozil)が得点を決め、度肝を抜く逆転劇を果たした。それでも試合は、フィルミーノが同点ゴールを決めるというもうひと波乱が待ち受けていた。

 息をのむような展開は、昨季リバプールが4-3でアーセナルに勝利した試合に並ぶような記憶に残る一戦となった。

 シーズン開幕当初にタイトル獲得を目指した両チームの質の高さと問題が浮き彫りとなったクリスマスクラッカーのような試合を終え、4位リバプールと5位アーセナルの勝ち点差1は変わらず、首位マンチェスター・シティ(Manchester City)との差は大きなままとなっている。

 リバプールはリーグ戦ここ10戦無敗ながらも、守備陣の欠陥が再びあらわになったことで、ユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督は自分に腹を立てることだろう。一方でアーセナルはここ5試合で1勝にとどまっており、魂のこもった巻き返しをみせたものの、アーセン・ベンゲル(Arsene Wenger)監督は、攻撃的なゲームプランに長年つきまとう問題を悔いることになった。(c)AFP/Steven GRIFFITHS