【12月15日 AFP】男子テニス、元世界ランク1位のレイトン・ヒューイット(Lleyton Hewitt)氏が、来年1月15日から28日までオーストラリアのメルボルンで開催される全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2018)のダブルスで現役復帰を果たすことになった。地元メディアが15日に報じている。

 36歳のヒューイット氏は、来月の全豪オープンで現役を引退すると表明した30歳のサム・グロス(Sam Groth)とペアを組むことになり、メルボルンの地元紙ヘラルド・サン(Herald Sun)に対して、「楽しみにしている。それが全豪オープンというものだ」とコメントした。

「きっと楽しめるはずだ。毎日たくさんのボールを打っている。単なる数合わせのために出場するつもりはない。一発ぶちかましてやりたいね」

 全米オープンテニス(US Open Tennis Championships)とウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon)の男子シングルスで優勝した実績を持つヒューイット氏は、昨年1月に行われた母国での四大大会(グランドスラム)を最後に現役を引退した。

 ヒューイット氏が選手として復帰するのは今回が初めてではなく、2016年にも男子テニスの国別対抗戦、デビスカップ(Davis Cup 2016)でジョン・ピアーズ(John Peers)とペアを組みダブルスに出場。このときは、米国のボブ・ブライアン(Bob Bryan)/マイク・ブライアン(Mike Bryan)組を相手にフルセットに持ち込みながらも惜しくも敗れた。

 ヒューイット氏とタッグを組むことについて、グロスは「以前からレイトンと話していたことだった。自分にとって最高だよ。ラスティ(Rusty、ヒューイットの愛称)が2016年に引退したときも、自分はそこにいた。今度は自分が現役を退くときに、彼がいてくれるんだ」と話した。(c)AFP