【12月7日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領(65)は6日、来年3月の大統領選挙に立候補すると表明した。当選すれば新たに6年間の任期を務めることになり、独裁者ヨシフ・スターリン(Joseph Stalin)以降、最長のロシア指導者となる。

 プーチン氏は、モスクワの東400キロに位置するニジニーノブゴロド(Nizhny Novgorod)にあるロシア自動車大手GAZの工場の視察中に「私はロシア連邦の大統領の職務に立候補する」と述べた。

 ロシアの政治家らはこの発表を好意的に受け止めているが、反プーチンの急先鋒(せんぽう)に立つ野党指導者アレクセイ・ナワリヌイ(Alexei Navalny)氏は、プーチン大統領を「詐欺師」と呼んでいる。ナワリヌイ氏は詐欺罪の執行猶予期間中であるため大統領選の出馬資格がないとされているが、出馬を宣言している。

 ロシアが抱える汚職や貧困、劣悪な保健制度などの多くの問題にもかかわらず、プーチン大統領の支持率は80%に上っている。(c)AFP/Anna SMOLCHENKO