【12月5日 CNS】中国南方電網(China Southern Power GridCSG)広東子会社が投資、建設していた110キロボルトの「港珠澳大橋(Hong Kong-Zhuhai-Macau Bridge)」の人工島給電施設がこのほど完成した。港珠澳大橋へ電気を供給する第2のバックアップとしての活躍が期待される。

 東は香港(Hong Kong)、西は広東省(Guangdong)珠海(Zhuhai)とマカオ(Macau)に隣接している港珠澳大橋の建設もいよいよ終盤を迎えている。110キロボルトの人工島給電施設は珠澳港人工島の北西側に建設され、主に人工島と港珠澳大橋本体と香港、マカオ、珠海3地区の総合運送システムと高速道路上のインターネット設備へ電気を供給している。  

 南方電網・広東省珠海給電施設基礎工事の劉穎(Liu Ying)プロジェクトマネージャーによると、今回完成した110キロボルトの給電施設は大橋専用給電施設と互いに電力を補い合う形で港珠澳大橋に安定した電力を提供する。

 港珠澳大橋管理局・交通工程部の孔雷軍(Kong Leijun)副部長は、「給電施設が完成したことで、港珠澳大橋建設の年末までの完成にまた一歩近づいた」と話した。

 人工島給電施設は最先端技術を取り入れているが、外観も港珠澳大橋の景観に合わせて設計されており、モダンでおしゃれなたたずまいが周囲の環境に溶け込んでいる。(c)CNS/JCM/AFPBB News