ブッフォンがセリエA最優秀選手に輝く、ユベントスから6年連続
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【11月29日 AFP】イタリア・セリエA、ユベントス(Juventus)のGKジャンルイジ・ブッフォン(Gianluigi Buffon)が28日、2016-17シーズンのリーグ最優秀選手に輝いた。39歳の守護神は「うれしいし誇りに思う。トロフィーをもらえるなんて考えたこともなかった。だからしっかりと抱きしめたい。私は最優秀若手選手にはなれないのだから」とコメントしている。
イタリア代表は世界の頂点に過去4度立っているが、W杯ロシア大会(2018 World Cup)の欧州予選プレーオフでスウェーデンに敗れ、60年ぶりに本大会出場を逃した。代表からの引退を表明したブッフォンは「W杯に参加できないのは、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)のファイナルで敗れたいくつかの試合と同じように、私のキャリアで最も大きな屈辱となった」と語った。
ブッフォンは伊スカイ・スポーツ(Sky Sports)に対して「イタリア対スウェーデンは人生最大の失望だ。だけど、われわれは先に進まなければならない。ユベントスでのシーズンを最高の形で終えなければならない。成し遂げなければならない目標がたくさんある」と話している。
ユベントスでリーグ優勝を計10回(そのうち2回は八百長疑惑により剥奪)、イタリア杯(Italian Cup)制覇を3度経験しているブッフォンは、過去3年のチャンピオンズリーグでチームを2度ファイナルの舞台に導いている。
ロシア行きの切符を逃して代表引退を表明したものの、ブッフォンは将来的な代表復帰のドアを閉じていないとしており、「私は休養の期間を取っている。年齢を重ねているからね。代表チームとユベントスに戦士として向き合ってきた。なのでその職務を放棄することはできない」と述べた。
「たとえ60歳でもゴールキーパーが不足しているのであれば喜んで出たい。代表はそういう場所だと考えている」
2012年、2013年、2014年のアンドレア・ピルロ(Andrea Pirlo)、2015年のカルロス・テベス(Carlos Tevez)、2016年のレオナルド・ボヌッチ(Leonardo Bonucci)に続き、ユベントスからシーズン最優秀選手が輩出されるのはこれで6年連続となった。ブッフォンはユベントスがチャンピオンズリーグを制覇できなくても今季終了後に引退すると示唆している。
ユベントスは12月1日に現在首位に立つナポリ(SSC Napoli)と対戦し、5日にはチャンピオンズリーグで決勝トーナメント進出がかかるオリンピアコス(Olympiacos)との一戦を迎える。(c)AFP