【11月28日 AFP】国際獣疫事務局(OIE)は27日、スペイン北西部サラマンカ(Salamanca)県で牛海綿状脳症(BSE、狂牛病)の発症例が確認されたと発表した。10日に行った定期検査で「非定型」のBSEが検出されたという。感染源については「不明」または「不確定」としている。

 スペイン農業省(Spain's agriculture ministry)は、サラマンカ県で見つかったBSE感染牛は殺処分されたとOIEの報告書の中で明らかにした。

 OIEによれば、サラマンカでは今年3月にもBSEに感染した牛が見つかっている。

 BSEをめぐっては1996年、BSEと「変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)」の関連が明らかになりヒトへの感染の可能性が浮上したことから、欧州連合(EU)は英国政府に対し世界規模での英国産牛肉および牛肉製品の禁輸を求めている。(c) AFP