【11月21日 AFP】米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)の元ワイドレシーバー(WR)で、ニューイングランド・ペイトリオッツ(New England Patriots)などに在籍していたテリー・グレン(Terry Glenn)氏が20日、米テキサス(Texas)州アービング(Irving)で自動車事故に遭遇し、43歳で亡くなった。地元警察によると、同氏は乗っていた自動車がコンクリートの壁に衝突して死亡したとされている。

 1996年のNFLドラフトで全体7位指名を受けてペイトリオッツに入団したグレン氏は、グリーンベイ・パッカーズ(Green Bay Packers)とダラス・カウボーイズ(Dallas Cowboys)も含めて合計12年間の現役生活を過ごした。ペイトリオッツには2001年まで所属しており、同年にはQBトム・ブレイディ(Tom Brady)にとって初めてのタッチダウパスをキャッチした。

 ペイトリオッツのロバート・クラフト(Robert Kraft)オーナーは声明で、「テリー・グレンが自動車事故で亡くなったというニュースに、われわれは衝撃を受け、心から悲しんでいます。テリーはチームで最も優れたレシーバーの一人でした。多くのペイトリオッツファンにとって、彼のルーキーシーズンは球団史上最もインパクトのある年の一つとして記憶されていくことでしょう」と述べた。

 グレン氏は2001年にペイトリオッツの一員だったものの、ビル・ベリチック(Bill Belichick)ヘッドコーチ(HC)が率いるコーチ陣と対立し、チームが優勝を果たした同シーズンのスーパーボウル(Super Bowl)ではプレーしなかった。

 ペイトリオッツを退団後、パッカーズでの1年間を経てカウボーイズで5年間プレーしたグレン氏は、2007年シーズンを最後に現役を引退。通算成績は44回のタッチダウンレシーブを含めて計593回のパスキャッチに成功し、合計8823ヤードを記録した。(c)AFP