【4月20日 AFP】米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)の元スター選手で、2015年に殺人罪で終身刑を言い渡されたアーロン・ヘルナンデス(Aaron Hernandez)受刑者(27)が19日、収監されていた独房でベッドシーツを使って首つり自殺しているのが見つかった。

 スーパーボウル(Super Bowl)の今年の勝者ニューイングランド・ペイトリオッツ(New England Patriots)と2012年に5年総額4000万ドル(約43億5000万円)の契約を結んだヘルナンデス受刑者の栄光からの転落は、自身の死で終わりを迎えた。

 東部マサチューセッツ(Massachusetts)州の刑務局によると、ヘルナンデス受刑者は午前3時5分(日本時間午後4時5分)ごろ、同州シャーリー(Shirley)の刑務所の独房内で首をつった状態で刑務官により発見された。

 ヘルナンデス受刑者は、2013年にセミプロのアメフト選手を殺害した罪で2015年4月に終身刑の判決を受けた。自殺の5日前には、2012年に同州ボストン(Boston)で2人が殺害された別の事件をめぐる裁判で、無罪判決を受けたばかりだった。

 刑務局によると、ヘルナンデス受刑者は窓にベッドのシーツをかけて首をつり、発見後に救命処置を受けたものの、死亡が確認された。独房のドアにはさまざまなものが置かれ、外から開けられないような細工がされていたという。(c)AFP/Jennie MATTHEW