【11月13日 AFP】チームメートを脅迫した疑いで、フランス代表から追放された状態にあるスペイン1部リーグ、レアル・マドリード(Real Madrid)のカリム・ベンゼマ(Karim Benzema)が12日、自身の代表復帰の可能性について言及し、ディディエ・デシャン(Didier Deschamps)監督が指揮を執り続ける限りはW杯ロシア大会(2018 World Cup)に出られる見込みはないと認めた。

 カナル・プリュス(Canal Plus)の番組に出演した29歳のベンゼマは「もちろん(代表復帰を)信じている。今も信じているが、もう2年半が経つし、自分もばかではない。デシャンが監督である限り、僕が代表に戻れるチャンスはないだろう」と語った。

 フランス代表で27得点を記録しているベンゼマだが、代表でチームメートだったマチュー・ヴァルブエナ(Mathieu Valbuena)を脅迫して訴追された悪名高い「セックステープ」事件が原因で、2015年10月を最後に代表に招集されていない。そしてデシャン監督は、チームを2016年の欧州選手権(UEFA Euro 2016)で準優勝に導き、さらにはロシア大会の出場も確定させており、ベンゼマをまったく必要としていない。

 デシャン監督との関係が途絶えていることを認めたベンゼマは「もちろんW杯には出たいし、代表で大きなものを勝ち取りたいけれど、僕としては手詰まりだ。監督とはユーロの前に電話で話したけど、説明はなくて、その後は背中を向けられたままだ」と話した。(c)AFP