【11月6日 AFP】2022年サッカーW杯カタール大会(2022 World Cup)の治安担当責任者は、大会期間中はフーリガン行為を阻止するため、街に外国人警官を配備すると明かした。

 同大会を監督する引き渡し・遺産最高委員会(Supreme Committee for Delivery and Legacy)で治安部門の副責任者を務めるアリ・モハメド・アル・アリ(Ali Mohammed Al-Ali)氏は、大会期間中は観客の乱闘騒ぎなどに対処した経験を持つ外国人警官が採用されるかと問われると「間違いない」とAFPに断言し、警官は出場国の中から集められると語った。

 また、開催国カタールが「世界一安全なW杯」を実現すると予想している同氏は、「現在、多くの国、地域および国際レベルの組織に加え、各国や政府機関と連携している。われわれはW杯へ向けて10年の準備期間がある世界で唯一の国だ」と付け加えた。

 フランスで開催された欧州選手権2016(UEFA Euro 2016)のイングランド対ロシア戦で起きたファン同士の衝突を機に、メジャー大会ではフーリガン行為に対する不安が高まっているが、アリ氏は2022年大会で同様の事態が再発することはないだろうとしている。(c)AFP