【10月26日 AFP】男子テニス、スタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)のコーチを務めるマグヌス・ノーマン(Magnus Norman)氏が25日、同選手との4年間に及ぶ師弟関係を解消したと発表した。

 今年は膝の故障で残り試合の欠場が決まっているワウリンカだが、2013年4月にスウェーデン出身のノーマン氏とタッグを組んで以降は四大大会(グランドスラム)で3度の優勝を飾り、トップ選手の仲間入りを果たした。

 ワウリンカのフルタイムコーチから退くことを決断した元世界ランク2位のノーマン氏は「熟考の結果、自分の未来を家族にささげることに決めた」「これ以上ない最高の選手と仕事ができ、人生で最も難しい決断の一つとなった」と声明で述べている。

 現在32歳のワウリンカは、ノーマン氏がコーチに就任した当時は世界17位でグランドスラムの準決勝に進出したこともなかった。しかし、その後に4強入りを果たした回数は9回を数え、最近では6月の全仏オープンテニス(French Open 2017)で決勝の舞台に立っていた。

 ワウリンカ本人は「ともに過ごした最高の4年間、マグヌスにありがとうと言いたい。現時点では自分のリハビリに集中しており、チームと次のステップを決断していくことになる」とコメントを残している。(c)AFP