【10月25日 CNS】米電気自動車(EV)大手テスラ(Tesla)は23日、50個のEV電気スタンドを配備した世界最大級の充電スポットを中国・上海(Shanghai)浦東新区(Pudong New Area)にある丁香国際商業中心(Lilacs International Commercial Centre)に開設した。

 近隣には上海陸家嘴(Lujiazui)ビジネス地区もあり、上海市と江蘇省(Jiangsu)南部・浙江省(Zhejiang)北部を含む長江デルタ地域内でのテスラの充電ネットワークは非常に豊富だ。同地域にはすでに294個のEVスタンドが設置されており、このほかに同社は体験センターやサービスセンター14か所開設している。

 テスラの発表によると、中国国内に現在、700か所を超える充電スポットを設置しており、充電とそのほかのサービス網はすでに全国170都市を網羅している。2018年までに同社は充電スポットの数を1000か所まで増やし、四川(Sichuan)、貴州(Guizhou)、雲南(Yunnan)各省などの中国・西南地区、北京市(Beijing)、天津市(Tianjing)、および河北省(Hebei)の主要都市などで構成される京津翼、珠江(Zhujiang)河口の広州(Guangzhou)、香港(Hongkong)などを結ぶ珠江デルタ地域(Pearl River Delta)なども網羅し、中国大陸のすべての地域をつなげるネットワークを完成させる計画だ。

 テスラが2014年4月に中国市場に参入してから、4年目になる。以来、すでに30か所近い体験センターを設立しており、北京、上海、広州など多くの地域を網羅している。(c)CNS/JCM/AFPBB News