【10月20日 東方新報】中国では結婚しても、女性の姓は変わらない。一人っ子政策も終わり、子どもが両親どちらの姓を名乗るかが問題になっているようだ。

 この問題について、中国青年報が2032人を対象にアンケート調査を行ったところ、子どもの姓について、「伝統にしたがって父親の姓を名乗るべきだ」としたのは47.5%だった。「子どもを2人産んで、父親と母親それぞれの姓を名乗らせればいいと思う」と答えたのが33.9%。「母親は10か月もお腹の中で子供を育てた苦労があるから、母親の姓を名乗るべきだ」と答えた人も24.0%いた。このほか、「どちらでもいい」が19.3%、「父親と母親の姓を分解して別の文字を作り、それを子供の姓としてもいい」が16.5%だった。

 アンケート対象者は48.5%が男性、51.5%が女性。子を持つ親は、全体の78.0%だった。

 身近に子どもの姓が原因で夫婦の間でもめた人がいるかどうかという質問に対し、「結構多い」と答えたのは37.8%だった。「ほとんどいない」は19.3%、「いない」が6.4%だった。(c)東方新報/AFPBB News