【10月15日 AFP】ロシアの首都モスクワ(Moscow)で14日、第19回「世界青年学生祭典(World Festival of Youth and Students)」のオープニングパレードが行われ、旧ソ連スタイルのパレードでは参加国の旗を掲げた学生らが市中心部を行進し、外国からの招待客約1万人が観覧した。

 今年の祭典の本大会は南部ソチ(Sochi)で15日に開幕する。祭典の公式サイトは150か国から2万人が参加するとしており、在北朝鮮のロシア大使館によれば、北朝鮮からも青年団が派遣される予定だ。

 世界青年学生祭典の第1回大会は第2次世界大戦後の1949年、当時のソビエト連邦(USSR)と東側諸国の主導でチェコスロバキアで開催された。キューバ革命の英雄エルネスト・チェ・ゲバラ(Ernesto Che Guevara)を象徴とし、「平和、連帯、社会正義、反帝国主義闘争」をスローガンに掲げている。

 冷戦が終結した1989年以降も北朝鮮やキューバでの開催を含めて6回開かれている。旧ソ連時代を含めてロシアでの開催は1957年、1985年に続き、今年で3回目。(c)AFP/Ola CICHOWLAS