【10月15日 AFP】(写真追加)ソマリアの首都モガディシオ(Mogadishu)で14日、ホテル前の交通量が多い交差点でトラック爆弾が爆発し、少なくとも20人が死亡した。死者は増えるとみられている。

 現地の警察は、「緊急当局による初期報告によると、これまで道路から20人以上の遺体が収容された。しかし爆発で破壊されたビルのがれきの下敷きになった被害者も大勢いる」と述べた。

 ソマリア政府の治安当局者は、爆発はモガディシオでも交通量の多い場所で発生したと話し、「爆弾が積み込まれたトラックにより大きな爆発が起きた。K5交差点に面したホテルの入り口前で爆発した」と述べた。

 今のところ犯行声明は出ていないが、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)系のイスラム過激派組織で、国際社会の支援を受けるソマリア政府打倒を掲げるアルシャバーブ(Al Shabaab)がモガディシオなどで頻繁に自爆攻撃を実行している。

 爆発は、政府要人は通常利用しないが人気のあるサファリ・ホテル(Safari Hotel)前で発生した。爆発の標的が同ホテルであったかは定かでないが、アルシャバーブは過去、政府要人が宿泊するホテルへの攻撃を頻繁に行っている。(c)AFP