■ウルグアイが突破間近、コロンビアはまさかの逆転負け

 17試合を終えて勝ち点28の2位につけるウルグアイは、アウェーでベネズエラと0-0で引き分け、本大会出場を決められなかった。

 ウルグアイは、後半37分にパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)のエディンソン・カヴァーニ(Edinson Cavani)が決定機を迎えたが、シュートは枠を外れた。

 それでもウルグアイは、来週行われるホームのボリビア戦で引き分け以上の結果を残せば予選突破が確定する状況となっており、本大会出場はほぼ確実となっている。

 一方、コパ・アメリカ(Copa America)連覇中のチリは、アレクシス・サンチェス(Alexis Sanchez)の決勝ゴールでエクアドルに2-1で勝利し、本大会出場への希望を再び手繰り寄せている。

 前半22分にエドゥアルド・バルガス(Eduardo Vargas)のゴールで先制したホームのチリは、後半38分にアレックス・イバラ(Alex Ibarra)に同点弾を許してスタジアムも静まり返ったが、最後はアルトゥーロ・ビダル(Arturo Vidal)のシュートのこぼれ球をアーセナル(Arsenal)のスターが押し込み、勝利をもぎ取った。

 これで6位から3位に浮上したチリは、来週の試合でブラジルを破ると本大会出場が決まる。

 ホームのバランキージャ(Barranquilla)でパラグアイと対戦したコロンビアは、本戦出場権獲得まであと一歩のところに近づいたが、終了間際に逆転を許して1-2で敗れた。

 試合は後半34分、ラダメル・ファルカオ・ガルシア(Radamel Falcao Garcia)がループシュートを決めてコロンビアが先制したが、同44分にオスカル・カルドソ(Oscar Cardozo)に同点ゴールを許すと、ロスタイムにはGKダビド・オスピナ(David Ospina)の弾き損ないをアントニオ・サナブリア(Antonio Sanabria)に押し込まれた。

 すでにW杯出場一番乗りを決めているブラジルは、ボリビアと敵地でスコアレスドローに終わっている。(c)AFP/Oscar LASKI