【10月1日 AFP】テニス、中国オープン(China Open 2017)は30日、女子シングルス1回戦が行われ、マリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)が7-6(7-3)、5-7、7-6(9-7)で大会第16シードのアナスタシヤ・セバストワ(Anastasija Sevastova、ラトビア)との接戦を制した。

 9月の全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2017)4回戦以来の大会出場となったシャラポワは、その試合で敗れていたセバストワにリベンジを果たした。

 かつて世界ランク1位だったものの現在は同104位に沈んでいるシャラポワは、ワイルドカード(主催者推薦)で今大会に出場しており、禁止薬物メルドニウム(meldonium)使用による15か月間の出場停止処分明け以降は、ゆっくりと本来の力を取り戻している。

 いくつものアンフォーストエラーを重ねるなど本調子とはほど遠かったシャラポワだったが、3時間を超える熱戦でマッチポイントをしのぐなど粘りを見せて勝利を収めた。

 けがにも苦しめられているシャラポワは2回戦で、エカテリーナ・マカロワ(Ekaterina Makarova、ロシア)と予選を勝ち上がったジェニファー・ブレイディ(Jennifer Brady、米国)の勝者と対戦する。

 シャラポワはほっとした様子で「前回の試合で負けた相手が彼女で、あれから数週間しか経っていないことを考えると、降参しなかったということは本当に良い兆候だと思います」と語った。

 全米オープンでのセバストワと対戦したとき、シャラポワは「肉体的にも精神的にも」状態が良くなかったと明かしたが、現時点ではその両方で力強さを感じているという。

「組み合わせを見たとき、『そういえばそう(またセバストワと)だった』という感じでした」と笑顔を見せた。

 同日行われた試合では第2シードのシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)が6-3、3-6、6-2のフルセットでアリソン・リスケ(Alison Riske、米国)を下し、2回戦進出を決めている。(c)AFP