【9月25日 AFP】米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)の国歌演奏で人種差別への関心を引くために膝をつく選手と対立していることについて、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は24日、「人種問題とは無関係だ」と主張した。

 米国で最も高い人気を誇るNFLの選手たちはこの日、サンフランシスコ・フォーティナイナーズ(San Francisco 49ers)の元QBコリン・キャパニック(Colin Kaepernick)が2016年に抗議活動を開始して以降では最大級のデモを繰り広げた。

 トランプ大統領は先日、米国歌「星条旗(The Star-Spangled Banner)」の演奏中に膝をつく行動に出た選手に対し、解雇されるべき「クソ野郎ども」だとコメントして批判の嵐に火をつけた。さらにこの日はツイッター(Twitter)で自身の発言を上塗りする形で、一連の抗議が続く限りファンはNFLの試合観戦をボイコットすることを促し、各チームのオーナーに対しても、膝をついた選手を「解雇するか出場停止にしろ」と要求した。

 米ワシントンD.C.(Washington D.C.)へ戻るためにニュージャージー(New Jersey)州で大統領専用機「エアフォース・ワン(Air Force One)」に乗り込む直前、大統領はツイッターでの自身の発言を繰り返すことはしなかったものの、一連の抗議行動は「国家と国旗を軽視するもの」として、「各チームのオーナーが何とかすべきだ」と述べた。

 トランプ大統領は機体のウイングの下で取材に応じ、「わが国は偉大だ。われわれには兵士やファーストレスポンダー(消防や警察)など国を代表する偉大な人間がいる。彼らは尊重されるべきだ」とすると、「膝をつくことは、敬意の対象である米国旗や国歌を軽視していることになる。これは人種問題などとは無関係であり、国家や国旗への敬意に関する問題だ」と語った。

 NFLとの間で新たな舌戦を繰り広げたトランプ大統領は、23日にもツイッターで、米プロバスケットボール協会(NBA)の昨季王者ゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)に対し、ホワイトハウス(White House)への招待を撤回すると表明して大きな反発を受けていた。(c)AFP