【9月8日 AFP】8日に行われる全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2017)の男子シングルス準決勝でラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)と対戦するアルゼンチンのファン・マルティン・デルポトロ(Juan Martin Del Potro)が、自身の体調は100パーセントでないと明かした。

 大会第24シードのデルポトロは6日、準々決勝で同3シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)を7-5、3-6、7-6(10-8)、6-4で下し、自身4度目の四大大会(グランドスラム)準決勝へ駒を進めた。

 2009年大会では準決勝でナダル、決勝でフェデラーを破って自身唯一のグランドスラムタイトルを手にするも、その後は度重なる故障に悩まされてきた28歳のデルポトロは、「ラファとの試合はうんと難しいものになる。自分のコンディションは良くない」と語った。

 また、4回戦ではマッチポイントを2本しのぎ、フルセットの末に第6シードのドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)を倒したデルポトロは「でも準決勝は何でも起こり得る。自分が大好きな大会でラファと対戦する準備をしっかりしなくてはいけない」と続けた。

「ここの雰囲気を利用したいと思うし、ベストのプレーができれば、彼にとっても脅威になれる」

 デルポトロは当時20歳で2009年大会を制し、世界から称賛を集めたが、その後は手首に4度手術を受けた影響でグランドスラムを計10大会欠場し、昨年には世界ランキングが一時1045位まで低迷していた。(c)AFP/Dave JAMES