■繊維製のケーシング

 ミサイル・核関連の専門家ジョージ・ハーバート(George Herbert)氏は、この物体は合成繊維の「ケブラー(Kevlar)」か、ガラス繊維でできているようだと指摘した。繊維製のケーシングは金属製のものより製造がはるかに困難だが、非常に軽いため射程の延長や、より重い弾頭の搭載が可能になるという。

 さらに、朝鮮労働党の機関紙「労働新聞(Rodong Sinmun)」にはミサイルの概略図や製造工程とみられる画像も掲載され、ハーバート氏は「核兵器の搭載が可能な固体燃料の新型多段式ミサイル2種の概略図と名称が手に入った」と述べた。1種はICBMで、もう1種は中距離ミサイルだという。

 KCNAの23日の報道は基本的に事実を伝えるのみで、米国との軍事的衝突による「破滅的な結末」といった北朝鮮にありがちな米国への脅し文句はなかった。

 韓国・科学技術政策研究院(STEPI)のイ・チュングン(Lee Chun-Geun)氏はAFPに対し、北朝鮮は23日の報道で(ICBMの)「火星14(Hwasong 14)」の再突入体の製造能力を誇示し、より大型の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)「北極星3(Pukguksong 3)」の発射準備の進展をアピールしたと語った。

 多くの専門家は、今回報道されたものの多くはすでに存在する技術というよりも今後の目標を示すものだとしている。

 しかし核不拡散問題の専門家でウェブサイト「armscontrolwonk.com」のジェフリー・ルイス(Jeffrey Lewis)氏は、「北朝鮮のプロパガンダについての私の理解が正しければ、これは、来年われわれが目にするものを見せる時のやり方だ」と述べた。「非常にまずい」 (c)AFP/Park Chan-Kyong