■所属選手への警告の意味も

 ドルトムントのデンベレに対する姿勢は、ビッグクラブのターゲットになる可能性のある主力選手、特に以前からスペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)移籍希望を隠さないチーム得点王のピエール・エメリク・オーバメヤン(Pierre-Emerick Aubameyang)への警告といえる。

 デンベレの態度はドイツ国内で大きく批判されており、その行動はスペインのビッグクラブに強く感化されたものだとのうわさも出ている。バイエルンのウリ・ヘーネス(Uli Hoeness)会長は、「もし背後にバルセロナがいるのだとしたら、かのクラブにまったく敬意を抱かない」と軽蔑している。

 ドイツ代表のヨアヒム・レーブ(Joachim Loew)監督も、ドルトムントのデンベレに対する姿勢は正しいと支持し、「契約を結んでいる選手がストライキを起こし、別のクラブに行きたいと言うなど言語道断だ。契約がなんの意味も持たないなどとんでもない話だ。ドルトムントのスタンスは完全に正しい」と語った。

 米国代表のプリシッチもリバプールから狙われているとされる中で、ドルトムントはどちらの立場が上かを選手にわからせなくてはならないと、ヘーネス会長は話している。

「ボルシア・ドルトムントのようなクラブは、ビッグクラブとしての力を示さなくてはならない。望むものを受け取らない限り、選手は手放さないというところをね。すべての人間に、一家のあるじが誰かをわからせる必要がある」 (c)AFP/Ryland JAMES