【8月18日 AFP】中国には、「妻の技術を恐れる北京」「あなたがテクノロジーに見るもの」といった名前の企業があるが、今後、こうした企業名は使えなくなる。

 中国政府はこれまでにも、お粗末な英訳の標識を排除する運動などを実施してきたが、今度は過度に長かったり奇妙だったりする名称を企業名として登録しようとする企業を対象に取り締まりを始めた。

 中国の国家工商行政管理総局(SAIC)は今月、企業名について新たな規制をもうけた。国営紙・法制日報(Legal Daily)によると、同国内には「上海妻の最大の電子商取引」や「問題を抱えるITを問題なく探す杭州」などの名称の企業も存在するが、新たな規制の下ではこうした企業名は認められない。

 SAICはまた、侮辱的、人種差別的、宗教的、政治的な企業名も禁止した。

 中国ではさまざまな分野で「正常性」を目指す動きがあり、政府は他にも、「奇妙な建築物」の建設を禁止するなどの措置を取ってきた。同国では、北京(Beijing)にある中国中央テレビ(CCTV)の近未来的な本社ビルが「巨大なパンツ」と呼ばれていたり、重慶(Chongqing)にある2本の橋には女性器を連想させると苦情が寄せられたりしている。(c)AFP