【7月29日 AFP】米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)、ピッツバーグ・スティーラーズ(Pittsburgh Steelers)のQBベン・ロスリスバーガー(Ben Roethlisberger)は28日、キャリア14年目の新シーズン後も現役を続行するかどうかは決めていないと明かした。

「ビッグベン」の愛称を持ち、来年3月で36歳になるロスリスバーガーは、28日付の地元紙ピッツバーグ・ポスト・ガゼット(Pittsburgh Post-Gazette)のインタビュー記事で、2017年シーズンの終了後に引退することを真剣に考えるとして、「自分が過去に何か明言していたとしたら、今は言葉を濁しておきたい。今季を楽しみにしているし全力で臨むつもりだ。それからじっくりと考え直したい」と語った。

 スーパーボウル(Super Bowl)ではシアトル・シーホークス(Seattle Seahawks)を下した2006年と、アリゾナ・カーディナルス(Arizona Cardinals)に勝利した2009年にチームにタイトルをもたらしたロスリスバーガーは、今季も現役を続ければスティーラーズで最も長くプレーしたQBとしてテリー・ブラッドショー(Terry Bradshaw)氏と肩を並べることになる。

 ロスリスバーガーは、妻のアシュレー(Ashley)さんからヘルメットとユニホームを脱ぐことを望まれていると明かし、「14年というのは長い。NFLの選手寿命は平均で3年か現在は3年半ほどだ。これほど長くやれているなんて自分は恵まれている」と語った。

 2004年のNFLドラフトで1巡目指名を受けて以降、スティーラーズの先発QBを務めてきたロスリスバーガーは、今年1月のアメリカン・カンファレンス(AFC)決勝でニューイングランド・ペイトリオッツ(New England Patriots)に敗れた際、キャリアを終える考えを示唆したものの、4月には2017年シーズンも現役を続行すると発表した。

 2016年シーズンのロスリスバーガーは、14試合に出場して合計3819パスヤードを稼ぎ、29本のタッチダウンパスを記録する一方で13本のインターセプトを喫した。また、キャリア通算では185試合に出場して通算4万6814パスヤードと301本のタッチダウンパスをマークし、スティーラーズのQBとしていずれも歴代1位の数字を記録している。(c)AFP