【2月2日 AFP】(写真追加、記事更新)08NFL第43回スーパーボウル(Super Bowl XLIII)、ピッツバーグ・スティーラーズ(Pittsburgh Steelers)対アリゾナ・カーディナルス(Arizona Cardinals)。試合は残り35秒でサントニオ・ホームズ(Santonio Holmes)が7ヤードのタッチダウンレシーブを決めたスティーラーズが27-23で勝利し、史上最多となる6度目のスーパーボウル制覇を果たした。

 第2クォーターにジェームズ・ハリソン(James Harrison)がスーパーボウル史上最長となる100ヤードのインターセプトリターンタッチダウンを決めるなど、スティーラーズは前半を終えて17-7でリードしていた。

 一時は7-20でリードされながらも驚異的な巻き返しを見せたカーディナルスだったが、スティーラーズはベン・ロスリスバーガー(Ben Roethlisberger)からのパスに、エンドゾーン右コーナーいっぱいで飛びついたホームズの劇的なキャッチにより勝利を手にした。

 1975年、1976年、1979年、1980年、2006年に続きスーパーボウル制覇を遂げたスティーラーズは、これまで5度で並んでいたサンフランシスコ・フォーティナイナーズ(San Francisco 49ers)とダラス・カウボーイズ(Dallas Cowboys)を上回り、史上初の6度目の栄冠を手にした。

 1947年に一度だけNFL王者になっているカーディナルスは、無冠に61年で終止符を打つことに失敗し、MLBシカゴ・カブス(Chicago Cubs)の100年に次いで、米国スポーツで2番目に長くタイトルから遠ざかっているチームのままとなった。

 なお、スーパーボウルMVPには、決勝のタッチダウンレシーブも含め9本のレシーブで131ヤードを獲得したホームズが輝いている。(c)AFP/Jim Slater