【7月26日 AFP】汚職などの疑いで逮捕されたスペインサッカー連盟(RFEF)会長のアンヘル・マリア・ビジャール(Angel Maria Villar)容疑者に対して、スペインスポーツ評議会(CSD)が1年間の資格停止処分を科したことがわかった。25日、評議会の広報が明かした。

 裁判所がビジャール容疑者に対する手続きを始めたことを受け、CSDは執行委員会を招集して資格停止を決めた。欧州サッカー連盟(UEFA)の会長代理を務めた経験を持ち、現副会長でもあるビジャール容疑者は現在67歳で、1988年からRFEFの会長を務めていた。

 CSDの広報によれば、判断は見直される可能性もあるという。次期会長は、連盟の総会が開催される26日には発表されるとみられている。

 警察は18日早朝、2016年から行っている詐欺行為の捜査の一環として、連盟本部を含めた複数施設を家宅捜索。その中で、国際サッカー連盟(FIFA)の上級副会長でもあるビジャール容疑者、息子のゴルカ(Gorka Villar)容疑者、RFEF副会長で財政責任者のフアン・パドロン(Juan Padron)容疑者らが逮捕された。

 ビジャール容疑者は、親善試合を利用してゴルカ容疑者に便宜を図るため、文書偽造、資金横領、共謀、規律違反などをした疑いが持たれている。(c)AFP