■女性たちを引き付ける鉱業活動

 マンガン(2鉱山)と金(5鉱山)が生産を占める鉱業部門は、コートジボワールにおいて10年間、成長し続けている。近年の活動はダイヤモンドや鉄、ニッケル、ボーキサイト、銅なども含めて、この国の国内総生産の5%を占める。女性たちはコートジボワールの鉱業にはほとんど参加していない。直接この部門と関わりがある職についている6000人の内、女性は112人で、補助的作業を行う30,000人中、女性は400人に留まっている。

 関心を持った女性たちはこの情勢を改善するため結束した。新しく立ち上げられた「フェミチ」の組合は、専門職を持つ女性を集めている。ダイバーや地質学者、重厚な運搬車の運転手、弁護士、環境計測のスペシャリストといった人材だ。

「今後成長する鉱業活動は多くの女性を魅了するだろう」と2008年に設立された、この産業で唯一の労働組合、「コートジボワール鉱業専門組合(Professional Group of Mines in Ivory Coast)」のディレクター、クリスティーン・ログボ・コッシ(Christine Logbo-Kossi)は語る。

「もし私がこの鉱業部門で活躍したら、それは私を受け入れてくれた男性たちのおかげだ」とカマラは言う。ビジネスで女性が成功するのに1番必要なものは何かと尋ねると彼女は即答した。「情熱よ」(c)AFP/Christophe KOFFI