【7月9日 AFP】17F1第9戦オーストリアGP(Austrian Grand Prix 2017)は8日、予選が行われ、メルセデスAMG(Mercedes AMG)のバルテリ・ボッタス(Valtteri Bottas)が総合優勝を争う2人を差し置いて、移籍後2度目のポールポジションを獲得した。

 ボッタスはベストラップ1分4秒251を記録し、現在総合首位に立つフェラーリ(Ferrari)のセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)に約0秒04差をつけた。

 ベッテルを14ポイント差で追うメルセデスのルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)は3番手タイムを残したものの、予定外のギアボックスの変更のために5グリッド降格のペナルティーを受けたていたため、決勝は8番グリッドからのスタートとなる。

 予選の最終セッションではハース(Haas F1 Team)のロマン・グロージャン(Romain Grosjean)がコース上でマシンを止めたためにイエローフラッグが振られ、最終アタックでの最速ラップ更新が阻まれる形になった。

 ボッタスは「今日は楽しめた。マシンもだんだん良くなっている。まずまずのラップを刻めていたし、日曜日(決勝)が楽しみだ。ルイスとともにチームのためにしっかりとした仕事をしたい」とコメントしている。

 今回がメルセデスにとっては通算80回目、そしてフィンランド出身ドライバーとしては51回目のポールポジションとなった。

 一方で8番手スタートのハミルトンは大きな挑戦に臨むことになる。2014年の英国GP(British Grand Prix 2014)の6番手スタートから優勝を果たしているハミルトンだが、それより下のグリッドから逆転優勝を飾ったことはない。

 決勝では3番グリッドにフェラーリのキミ・ライコネン(Kimi Raikkonen)、4番グリッドと5番グリッドにはレッドブル(Red Bull)のダニエル・リカルド(Daniel Ricciardo)とマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)が続き、グロージャンが6番グリッドとなった。(c)AFP