【7月1日 AFP】在英のNGO「シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)」は6月30日、シリアのイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」は政府軍の進攻を受け、北部アレッポ(Aleppo)県から撤退し、もはや同県内にはいないと発表した。

 シリア人権監視団のラミ・アブドル・ラフマン(Rami Abdel Rahman)代表は「ISはアレッポ県の17の町と村から撤退し、現在は県外にいる」と述べた。

 政府軍は中部ハマ(Hama)県と北部ラッカ(Raqa)県を結ぶ幹線道路付近のアレッポ県南東部に進攻していた。

 アブドル・ラフマン氏によれば、政府軍は29日午後にその幹線道路を掌握し、残っていたISの戦闘員たちは逃亡したという。

 アレッポの政府軍情報筋も撤退について確認した。(c)AFP