オノ・ヨーコさん、「イマジン」共作者に 発表から約半世紀
このニュースをシェア
【6月16日 AFP】元ビートルズ(The Beatles)のメンバー、故ジョン・レノン(John Lennon)さんの楽曲「イマジン(Imagine)」の共作者として、妻で芸術家のオノ・ヨーコ(Yoko Ono)さんの名が記されることが、このほど決まった。全米音楽出版社協会(National Music Publishers Association)が14日、発表した。
米ニューヨーク(New York)で開催のイベントでは、世界平和に寄せた1971年の伝説的なこの楽曲を「世紀の歌」に選出。オノさんと息子のショーン・レノン(Sean Lennon)さんがトロフィーを受け取るためにステージに登場すると、楽曲共作者としてオノさんがクレジットされることが突然アナウンスされた。 楽曲誕生から約半世紀の変更となった。
同日のイベントでは、レノンさんが暗殺される直前に行われた英BBCによるインタビュー映像が流された。この1980年のインタビューでレノンさんは、「イマジン」はオノさんのコンセプチュアル・アートブック「グレープフルーツ」の文章から着想を得たものだとしながら、「イマジンは、レノン/オノの曲としてクレジットされるべきだった。もしそれが私の妻以外の人だったら、その人にクレジットを与えただろう」と語っている。
ショーンさんは、発表は「僕の人生で最も誇らしい日」とフェイスブック(Facebook)にメッセージを投稿した。
今回の発表を受け、同楽曲の著作権保護期間が延長となる可能性がある。米国では作品発表から70年で作者への印税支払いが停止する。(c)AFP