【10月10日 AFP】ビートルズ(The Beatles)の故ジョン・レノン(John Lennon)さんの生誕75周年にあたる9日、米ニューヨーク(New York)のセントラル・パーク(Central Park)にファンが集まり、彼の代表作を歌うなどのイベントが行われた。

 ギター5人、キーボード1人の伴奏で、ファンたちは「イマジン(Imagine)」、「ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ(With a Little Help from my Friends)」、「ワーキング・クラス・ヒーロー(Working Class Hero)」などを合唱した。

 暖かい秋の日の午後、同パーク内にジョン・レノンさんにささげるため設けられた「ストロベリー・フィールド(Strawberry Fields)」に集まったファンたちは、「イマジン」の歌詞が刻まれた円形の記念碑に花や写真、リンゴなどを置いて追悼した。

 南部ミシシッピ(Mississippi)州から訪れたというシンディー・サボさんは、「ビートルズは大好きですが、その中でも愛を表現したジョン・レノンはいつも私のお気に入りでした」と話した。

 ジョン・レノンさんは1940年10月9日、英国リバプール(Liverpool)で生まれた。すさまじい人気を博したビートルズのメンバーとして活躍した後に、彼と日本人の妻オノ・ヨーコ(Yoko Ono)さんは平和主義運動に傾倒していった。

 1980年12月8日に、セントラル・パークに面した自宅近くで、精神疾患があるとされるマーク・デービッド・チャップマン(Mark David Chapman)受刑者に射殺された。(c)AFP