【6月14日 AFP】米アップル(Apple)のティム・クック(Tim Cook)最高経営責任者(CEO)は13日にテレビ放映されたインタビューで、同社が自動運転システムを未来の「中核技術」とみなしていることを明らかにした。

 米ブルームバーグ(Bloomberg)とのインタビューで、クックCEOは、新たな技術に起因する「大きな混乱が迫りつつある」と述べ、同社の自動車部門参入への取り組みについて言及した。

 クックCEOはまた、自動車部門が人工知能(AI)や自動運転技術、さらにはより優れた電気自動車の開発やライドシェアリングの拡大などにより変容を遂げつつあることを指摘。アップルが「自動運転システムの開発に注力している」ことを明らかにした。

 クックCEOによると、アップルにとって自動運転システムは「あらゆるAIプロジェクトの母」であり、「極めて重要な中核技術」なのだという。

 現時点でアップルは、具体的なプロジェクトについて何も明らかにしていない。ただ、カリフォルニア(California)州で自動運転車のテストを行う許可を取得した企業のリストには名を連ねている。

 自動運転システム開発におけるアップルの立ち位置をめぐっては、ソフトウエアのみを担当し、車両そのものはパートナー企業が受け持つと予想されている。(c)AFP