【6月1日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領はツイッター(Twitter)への投稿で何かと話題を集めているが、1回ごとのツイートに対する関心の高さではかなわない相手がいることが明らかになった。

 広告代理店バーソン・マーステラ(Burson-Martsteller)は、178か国の首脳らの公式および個人のツイッターアカウント856件を調査した「Twiplomacy(ツイップロマシー)」の最新の報告書を発表。これによると、世界の指導者たちの中で本人のオリジナルツイートに対して最もリツイートの数が多いのは、サウジアラビアのサルマン・ビン・アブドルアジズ(Salman bin Abdul-Aziz)国王であることが分かった。

 調査が行われた2016年4月~2017年5月20日の間にサルマン国王はわずかに10回ツイートしただけだったにもかかわらず、それぞれのツイートは平均して14万7000回以上リツイートされていた。これに対しトランプ大統領の場合は平均して1万3100回で、今回の調査のリツイートランキングでは6位だった。

 報告書は、「国王はアラビア語でツイートするだけで画像は一切投稿していないにもかかわらず、どのツイートもネット上で大きな注目を集めた」としている。その一方で、トランプ氏のツイッターアカウントは、今年8月までに世界の指導者たちの中でフォロワー数が1位に躍り出る可能性があると予測している。

 現在、フォロワー数1位はローマ・カトリック教会のフランシスコ(Francis)法王だ。法王のアカウントは9か国語のバージョンがあり、今回の調査が行われた時点でフォロワー数は合計3371万6301人に上っていた。(c)AFP