【6月1日 AFP】イングランド・プレミアリーグのアーセナル(Arsenal)は31日、アーセン・ベンゲル(Arsene Wenger)監督と新たに2年契約を結んだと発表し、指揮官の進退問題にピリオドを打った。

 来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)出場権を逃すなど、ベンゲル監督は厳しいシーズンを過ごしたが、先週のイングランドFAカップ(FA Cup 2016-17)決勝ではチェルシー(Chelsea)を退けてチームをタイトル獲得に導いた。

 67歳のベンゲル監督は、5月30日の理事会で契約書にサインしたとみられており、新契約を全うすれば在任期間は23年になる。

 ベンゲル監督はアーセナルの公式サイトで、「私はこのクラブを愛している。明るい見通しと興奮を胸に未来を楽しみにしている。われわれは成功すること、そしてどうすればより強くなれるかに目を向けている」とコメントしている。

「ここには強力な選手のグループがあり、新たに何人か加えればわれわれはもっと成功することも可能だ」

 また、公式サイトではタイトル挑戦に向けて改善が必要な分野を洗い出すため、ベンゲル監督とイバン・ガジディス(Ivan Gazidis)最高経営責任者(CEO)が「ピッチ内外のあらゆる出来事を再検討した」と明かされている。

 クラブの筆頭株主スタン・クロンケ(Stan Kroenke)氏は、「われわれはプレミアリーグ制覇と欧州でのメジャータイトルの獲得を熱望している」とコメントした。

「それはファン、選手、スタッフ、監督、フロントが望んでいることであり、それを成し遂げるまでわれわれが息をつくことはない」

「アーセンはそれを現実のものとしてくれる最適な人物だ。彼には素晴らしい実績があるし、われわれの全面的なサポートもある」

 ベンゲル監督にとってアーセナルでの21年目は、忘れることのできない最悪のシーズンとなった。

 アーセナルは20年ぶりにチャンピオンズリーグの出場権を逃したが、今季の大会では決勝トーナメント1回戦でバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)に2試合合計2-10で大敗した。

 アーセナルのファンは「ベンゲル、出て行け」のプラカードを手にし、ホームでの試合をボイコット。また、辞任を求める横断幕を掲げるために飛行機をチャーターするなど、ベンゲル監督は今季、かつてないほどサポーターからの重圧にさらされた。(c)AFP/Tom WILLIAMS