【5月5日 AFP】イングランド・プレミアリーグのアーセナル(Arsenal)を率いるアーセン・ベンゲル(Arsene Wenger)監督は、7日のマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)戦を控え、ジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督と和解する準備をしていると明かした。

 ベンゲル監督はチェルシー(Chelsea)を2度にわたり率いていたころにモウリーニョ監督とたびたび衝突しており、2014年のスタンフォード・ブリッジ(Stamford Bridge)での一戦では、ライバル関係が波及してピッチサイドで両者がやり合う場面もあった。

 アーセナルとユナイテッドがリーグトップ4を争う中、両者はエミレーツ・スタジアム(Emirates Stadium)で再び相まみえる。

 モウリーニョ監督と和解することは可能かと問われたベンゲル監督は記者団に対し、「人生におけるすべてのことについて私の心は開かれている。もちろん、和解もね。とはいえ、争う立場にいるとき重要なのは次の試合に勝つためにすべてをなげうつことだ」と応じた。

「私はあらゆる人に対して敬意を払おうとしているし、誰かに対して自分の主張を押し通したくはないと思っている。自分たちのチームのこと、そしてそのパフォーマンスに集中して他のことを忘れることが重要だ」

 6位で週末を迎えるアーセナルは5位ユナイテッドに勝ち点5差、4位マンチェスター・シティ(Manchester City)に同6差をつけられているが、消化試合の数は一つ少ない。

「差が詰まっていることを示している。上位で戦えるチームの数が増える中で、チームの差は小さくなっている。ベストの状態でなければあっという間に落ちる」

 アーセナル戦がヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2016-17)準決勝の2試合に挟まれているため、モウリーニョ監督は北ロンドン(London)への遠征で選手を休養させる意向を示している。

 ベンゲル監督は、仮に来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)の出場権を逃した場合、モウリーニョ監督と同じようにヨーロッパリーグに重点を置くとしている。

「私はどの大会にも真剣に臨む。私が唯一常にやってきたのはリーグカップで若手にチャンスを与えることだ。その他の大会については常に真剣に向き合っている」 (c)AFP