【6月1日 AFP】ノルウェー南西部ベルゲン(Bergen)で今週行われた会談で撮影された、サッカーボールを握ってポーズをとる北欧5か国の首相の写真が、先月にサウジアラビアで撮影されたドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領らの写真とそっくりだとして、インターネット上で話題を呼んでいる。

 トランプ大統領は1週間前にサウジアラビアの首都リヤド(Riyadh)を訪問した際、同国のサルマン・ビン・アブドルアジズ(Salman bin Abdul-Aziz)国王とエジプトのアブデルファタハ・シシ(Abdel Fattah al-Sisi)大統領らと共に光輝く地球儀に手を置く姿が撮影され、その不穏な雰囲気にツイッター(Twitter)上ではコメントが殺到していた。

 ノルウェーのアーナ・ソールバルグ(Erna Solberg)、スウェーデンのステファン・ロベーン(Stefan Lofven)、デンマークのラース・ロッケ・ラスムセン(Lars Lokke Rasmussen)、フィンランドのユハ・シピラ(Juha Sipila)、アイスランドのビャルニ・ベネディクトソン(Bjarni Benediktsson)の北欧5首相の写真は、ソールバルグ首相によって先月30日に自らのフェイスブック(Facebook)ページに投稿された後、ソーシャルメディア上で大反響を呼んだ。

 ソールバルグ首相は2枚の写真を並べて「世界を支配するのは誰? リヤド対ベルゲン」などと投稿。ただロベーン首相の報道官はその後、写真はトランプ大統領をまねたものではなかったと説明している。

 2月には、スウェーデンのイサベラ・ロウィン(Isabella Lovin)副首相が、トランプ大統領がホワイトハウス(White House)で全員男性の高官らに囲まれている写真をまねて、女性の同僚に囲まれて気候関連法案に署名する自身の写真を公開していた。(c)AFP