【5月26日 CNS】中国の第三者調査機関マイコス研究院(Mycos Institute)がこのほど、中国の大学卒業生の収入状況に関する調査報告を発表した。報告によると、就職したい業種カテゴリーでは、IT、ソフトウェア開発などの高収入企業が人気で、これ以外に不動産業界もランキング上位に入った。

 近年、IT業界の目まぐるしい発展によって関連職の需要が拡大したことで、コンピューターやソフトウエア業界で働く新卒の収入は比較的高くなった。また、不動産ビジネスの急激な発展で、不動産業界の給与も上昇傾向にある。

 報告によると、消費者物価指数(CPI)の上昇の影響を受け、ここ3年間の大卒者の実質給料額は安定して上昇傾向を保っている。

 また追跡調査では、2012年度大卒者の3年後の平均月収は入社時と比較すると伸び率が87%にもなり、これは同年代の平均給料伸び率(15.7%)を大幅に超えている。大学教育を受けているかどうかという要因が大きいようだ。(c)CNS/JCM/AFPBB News