【5月23日 AFP】男子テニス、イタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2017)で初のマスターズ1000(ATP World Tour Masters 1000)優勝を果たしたアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)が、全仏オープンテニス(French Open 2017)の優勝候補筆頭はラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)だとして、自身が四大大会(グランドスラム)初のタイトルを獲得する可能性は高くないとの考えを示した。

 20歳のズベレフは、21日に行われたイタリア国際のシングルス決勝で世界2位のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)に6-3、6-4でストレート勝ち。28日に開幕するローラン・ギャロス(Roland Garros、全仏オープン)の優勝候補に名乗りを上げた。

 しかしながら、ズベレフは「いや、本命は絶対にラファエル・ナダルだ。彼が最も近いところにいる」とした上で、「他の選手には、きわめて可能性が開かれているだろう。ノバクは再びいいプレーをしていると思う。ドミニク(ドミニク・ティエム<Dominic Thiem、オーストリア>)も非常に良いプレーを披露している」と語った。

「私はここで勝っただけ。リストに身を置くことになったけど、自分で優勝の本命は私だ、といったようなことを口にしたくはない」

 今年は世界10位として全仏オープンに挑むズベレフだが、2度目の出場となった前回大会では3回戦まで進出していた。(c)AFP