【5月16日 AFP】ラグビー日本代表のリーチマイケル(Michael Leitch)が、スーパーラグビー(Super Rugby)のサンウルブズ(Sunwolves)加入を見据えて、今季終了後にワイカト・チーフス(Waikato Chiefs、ニュージーランド)を退団すると語った。16日、地元メディアのインタビューで明らかになった。

 nzcity.co.nz.に対しリーチは、この移籍は2019年のW杯日本大会(Rugby World Cup 2019)に向けて、自身と日本代表の強化につながるものだとしている。

 リーチは、コリン・クーパー(Colin Cooper)氏がチーフスの新指揮官となり、さらに自身の代役となるタイラー・アードロン(Tyler Ardron)の加入が決まったことを受け、退団を決断したという。

 リーチは「チーフスでのプレーを愛しているが、チームはコリン・クーパーを招いて将来を見据えたチーム作りを目指している。チームは主力との契約を早いうちに結ぼうとしていたので、決断を迫られた」と明かした。

 ニュージーランド生まれで日本に帰化したリーチは、日本に帰ることで代表指揮官のジェイミー・ジョセフ(Jamie Joseph)ヘッドコーチ(HC)とより親密になれるとしている。

 スーパーラグビーのシーズン終了後、リーチは8月に開幕を迎えるジャパンラグビートップリーグの東芝ブレイブルーパス(Toshiba Brave Lupus)でプレーすることになっている。

「W杯で日本代表としてプレーするためには、2019年にサンウルブズでプレーできることが必要になってくる。もしジェイミーが来シーズンの加入を求めるのであれば、サンウルブズでプレーすることができるのではないかと思う」

 リーチは、ブレイブブロッサムズ(Brave Blossoms、日本代表の愛称)が南アフリカから大金星を挙げたW杯イングランド大会(Rugby World Cup 2015)でチームの主将を務めた。(c)AFP