メッシの4試合出場停止処分が撤回される、アルゼンチンの南米予選突破に大きな望み
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【5月6日 AFP】国際サッカー連盟(FIFA)は5日、今年3月に行われたW杯ロシア大会(2018 World Cup)の南米予選で副審に暴言を吐いたとしてアルゼンチン代表リオネル・メッシ(Lionel Messi)に科されていた4試合の出場停止処分を撤回した。
スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)でプレーする29歳のメッシに下された厳しい処分について、FIFAは証拠不十分と判断。これにより、メッシを大黒柱とするアルゼンチンは、ロシアで開催される2018年大会への道のりが低迷するなかで出場権獲得への望みが大きく開かれることになった。
FIFA上訴委員会は、メッシの代理として異議を申し立てたアルゼンチンサッカー協会(AFA)の反論を認め、「当該選手に科された処分」を取り消すと発表。「FIFA上訴委員会としては、メッシの振る舞いは非難に値すると考えているものの」、国際試合における4試合の出場停止処分を正当化するには「証拠は不十分だった」と結論付けている。
今回の裁定により、1万スイスフラン(約115万円)の罰金も免除されることになったメッシは、アルゼンチンが同選手の決勝PKにより1-0で勝利したW杯南米予選のチリ戦において、「副審に向かって侮辱的な言葉を浴びせた」として処分が科された。
AFA側はメッシが下品な言葉で攻撃したのは間違った行為であると認めたものの、FIFAの制裁は厳しすぎるものであり、政治的動機に基づいていると訴えていた。
1970年以降では初めてW杯出場を逃す危機に立たされているアルゼンチンにとって、スター選手であるメッシの存在は欠かせないものとなっている。2018年大会の予選において、アルゼンチンはメッシ不在の8試合で1勝にとどまっているのに対し、同選手が出場した6試合では5勝を記録している。
予選上位4チームが自動的にロシア大会への出場権を獲得する中、アルゼンチンは現在5位にとどまっているが、この順位が確定した場合でもオセアニアとの大陸間プレーオフで予選突破を果たす可能性は残されている。
処分中だったメッシが欠場した3月のボリビア戦での敗退を受け、エドガルド・バウサ(Edgardo Bauza)監督を解任しているアルゼンチンだが、8月に再開される南米予選ではウルグアイをはじめ、ベネズエラ、ペルー、そしてエクアドルとの試合でメッシの出場が可能になった。(c)AFP