D・リンチ監督インタビュー、新「ツイン・ピークス」以外を語る
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■金の卵を産むガチョウ
インタビューで、ローラ・パーマー(Laura Palmer)を殺した犯人を途中で明かしたことが、最終的にオリジナル作品を台無しにしたと思うかと問われたリンチ監督は、おもむろに金の卵を産むガチョウの話を始めた。そして、もし誰かガチョウを殺すとしたら、それは「良くないことだ」と語った。
そして、「いつも言っていることだが、ヴェーダ語の表現では次のようなものがある。人がコントロールできるのは行為のみで、その行為による結果ではない。だから何かを終えたら、それを手放してあとは運命に任せるだけだ」と続けた。
最後にリンチ氏は、制作に長時間を要するとき、その作品は、最初に書かれたのとは別の世界でリリースされることがあるとの自身の考えを語った。そして「それは時に奇妙なものだ」と謎めいた言葉でインタビューを締めくくった。(c)AFP/Frankie TAGGART