【4月29日 AFP】(更新)韓国の聯合(Yonhap)ニュースによると、北朝鮮は29日、首都平壌(Pyongyang)北郊で弾道ミサイルの試験発射を実施したが、失敗に終わった。

 聯合ニュースは韓国軍の声明として「北朝鮮はきょう(29日)早朝、正体不明のミサイルを平安南道(Pyeongannam-do)北倉(Bukchang)付近から発射した」と報道。試験発射は失敗したもようで、ミサイルは「発射の数秒後に爆発したとみられる」と伝えた。韓国政府は発射されたミサイルの種類や飛距離を分析しているという。

■米軍も確認

 米太平洋軍(US Pacific Command)のデーブ・ベンハム(Dave Benham)報道官は、北朝鮮の平安南道北倉の飛行場付近から米ハワイ(Hawaii)時間28日午前10時33分(日本時間29日午前5時33分)に弾道ミサイルとみられるものが発射されたのを検知したが、このミサイルは北朝鮮の領域を出なかったと発表した。同報道官は、北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)はこのミサイルが北米にとって脅威とはならないと判断したと付け加えた。

 米ホワイトハウス(White House)は、ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領がこのミサイル発射について報告を受けたと発表した。(c)AFP