【4月17日 AFP】(更新、写真追加)韓国の検察当局は17日、前大統領の朴槿恵(パク・クネ、Park Geun-Hye )容疑者を自身の罷免につながった汚職・職権乱用スキャンダルをめぐる収賄などの罪で起訴したと発表した。

 友人による国政介入疑惑をめぐって国会に弾劾訴追された朴被告は先月、韓国の憲法裁判所により罷免を宣告された。捜査に当たっているソウル(Seoul)の検察当局によると、朴被告は収賄の他にも強要、職権乱用、国家機密の漏えいなどの罪に問われているという。

 数か月にわたる捜査を終えた検察は「職権乱用、強要、収賄および国家機密の漏えいなどの複数の罪により、正式に朴被告を起訴する運びとなった」と述べた。

 朴被告は先月の逮捕以降、ソウル郊外の拘置所に収容されている。

 また検察は同日、朴被告および親友の崔順実(チェ・スンシル、Choi Soon-Sil)被告に700万ドル(約7億6000万円)近い賄賂を渡した罪で、ロッテグループ(Lotte Group)の辛東彬(シン・ドンビン、Shin Dong-Bin、日本名:重光昭夫)会長を新たに起訴したと発表している。(c)AFP