【4月13日 AFP】サッカー元コートジボワール代表のディディエ・ドログバ(Didier Drogba)が12日、米USLプロフェッショナルリーグ(USL Pro)のフェニックス・ライジングFC(Phoenix Rising FC)と契約を結んだ。

 フェニックスは声明で、39歳のドログバは選手として加入し、将来的には幹部職に就く可能性もあるとした。

 ドログバは「次に何がやりたいかを決めるために時間を割いてきたが、今はフェニックス・ライジングFCでのチャンスに興奮している」と語った。

「北米におけるスポーツの拡大を直接目にし、フェニックスのオーナーグループのことを知った後で、自分がピッチ内外で組織の発展を助けることができると確信した」

 現在、フェニックスは事実上3部にあたるUSLで活動しているが、米メジャーリーグサッカー(MLS)との間に入れ替え戦はなく、1部リーグの規模拡大で昇格することを目指している。

 昨シーズン限りでMLSのモントリオール・インパクト(Montreal Impact)との契約が満了していたドログバは、カンピオナート・ブラジレイロ(ブラジル全国選手権)1部のコリンチャンス(Corinthians)行きがうわさされていたが、週給12万ドル(約1300万円)のオファーを断っていた。

 アフリカ年間最優秀選手(African Footballer of the Year)に2度選出された実績を持つドログバは、2004年にフランス・リーグ1のオリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)からチェルシー(Chelsea)へ移籍すると、イングランド・プレミアリーグで4度のリーグ優勝を経験しただけでなく、2012年には欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2011-12)も制した。

 その後、中国スーパーリーグ(1部)の上海申花(Shanghai Shenhua)やトルコ1部リーグのガラタサライ(Galatasaray)を渡り歩き、2014-2015シーズンには再びチェルシーのユニホームに袖を通していた。(c)AFP