■「都市伝説では」の非難の声も

 こうした集団は隣国ウクライナにも広がり、同国当局は10代の自殺の急増に警鐘を鳴らしている。

 ウクライナ警察は今月、500のSNSグループへのアクセスを遮断した。家出した未成年者に関する通報は1日70件近くに及び、その20~30%が死の集団に参加しているという。

 一方で、ノーバヤ・ガゼータが調査報道内容を誇張し、10代の特殊な自殺事例から都市伝説をつくり上げていると非難する声もある。

 ロシア連邦統計局(Rosstat)のデータによると、2016年の自殺者数は2万2839人。2015年の2万4982人から減少しているが、年代別の数字は公表されていない。(c)AFP/Marina KORENEVA with Olga SHYLENKO in Kiev