【3月19日 AFP】ラグビーイングランド代表のエディー・ジョーンズ(Eddie Jones)ヘッドコーチ(HC)は、18日のシックスネーションズ(Six Nations Rugby 2017)でアイルランドに9-13で敗れた「全責任を負う」と語った。

 大会制覇を遂げていたイングランドは雨が降るダブリン(Dublin)のアビバ・スタジアム(Aviva Stadium)で勝利していれば、世界王者ニュージーランドと並んでいたテストマッチでの18連勝の記録を更新し、シックスネーションズ時代では初となる全勝優勝での連覇を達成できるはずだったが、毅然(きぜん)としたアイルランドを突き崩すことができなかった。この勝利でアイルランドは大会を2位で終えている。

 指揮官就任後18戦目にして敗れたジョーンズHCは、「落胆している。きょうの負けの全責任を負う」と語った。

「チームの準備を整えられなかった。(自分のミスが何かは)はっきりしない。皆さんと同じように私もミスを犯した。われわれも人間で完璧ではない。だからこそ連勝の世界記録は18や17で止まってしまうのだ」

「あちらは天候を見事なほどに生かしたが、われわれは生かせなかったのかもしれない」

 それでも、ラグビーW杯イングランド大会(Rugby World Cup 2015)で決勝トーナメント進出を逃したチームを立て直したジョーンズHCは、チーム全体の情勢には満足している。

 試合後に選手たちに何を伝えたかと問われたジョーンズHCは、「みんな自分たちを誇りに思え。われわれはシックスネーションズ王者だ。連覇は素晴らしい偉業だ。世界タイ記録保持者だが、きょうは十分ではなかった」と伝えたと語った。

 しかしながら、ジョーンズHCは以前からずっと2019年のラグビーW杯日本大会(Rugby World Cup 2019)を包括的な目標に挙げている。

「これまでずっといっているように、4か年計画の14か月目を迎えたところだ。結果が出て喜んでいたが、現実はわれわれにすべきことがまだ多くあることを教えてくれた」 (c)AFP