【3月16日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2016-17)は15日、決勝トーナメント1回戦第2戦が行われ、ASモナコ(AS Monaco)はティエモエ・バカヨコ(Tiemoue Bakayoko)が値千金のヘディングシュートを決め、マンチェスター・シティ(Manchester City)を3-1で破ると、2試合合計スコアは6-6の同点となり、アウェーゴール差でベスト8入りを決めた。

 敵地での第1戦を3-5で落としていたモナコだが、10代の新星キリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)が試合開始わずか8分で先制点を挙げると、前半29分にはファビーニョ(Fabio Henrique Tavares 'Fabinho’)の追加点でリードを広げた。

 対するシティは後半26分、リロイ・ザネ(Leroy Sane)の得点で2試合合計スコアでの勝ち越しに成功したが、それからわずか6分後、モナコはトマ・レマル(Thomas Lemar)のFKからバカヨコがこん身のヘディングシュートを決め、見事にシティを破って8強入りを決めた。

 次戦は出場停止になるものの、準々決勝進出の立役者となったバカヨコは、「チャンピオンズリーグでゴールを決められてとてもうれしい。自分が得点を取れるとは思っていなかった。2試合を通して、僕らは突破にふさわしかったと思う。このまま勝ち続けたい」とコメントしている。

 モナコはこの勝利で、17日に行われる準々決勝の抽選会に参加できることになった。フランス勢では、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)がショッキングな負け方をしたが、モナコが希望をつないでいる。

 一方、シティのジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督は、指導者転向後ではワーストの成績となるチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦敗退を味わった。

 グアルディオラ監督はBTスポーツ(BT Sport)に対して「後半は素晴らしいサッカーを披露したが、前半はピッチにいないも同然だった」と振り返った。

「後半は改善したものの、十分ではなかった。こういうことは起こり得るし、この経験から学ばなくてはならない。われわれのチームには、この大会での経験が足りない」 (c)AFP